
「あの人が良いって言ってたから。」
昔の僕は、買い物でも生き方でも、そんな選び方をよくしていた。
自信がなかった頃ほど、人がオススメしているものが正解に見えた。
人気の服。
みんなが使っている財布。
SNSで評価されている家具。
「これを持っておけば間違いない」と言われるモノ。
誰かがいいと言っているものには、安心感がある。
失敗しにくそうだし、センスがあるようにも見える。
だから昔の僕は、よく人の評価をそのまま自分の評価として受け取っていた。
でも、買ったあとにふと思うことがあった。
「…悪くない。でも、なんか違う。」
他人の評価は参考になる。でも、答えではない
今は思う。
他人のオススメ自体が悪いわけじゃない。
むしろ、自分では知らなかった世界を知れるし、良いものに出会えるきっかけにもなる。
でも問題なのは、
人がいいと言っているから、自分にとってもいいものだと、そのまま受け入れてしまうこと。
人にはそれぞれ、心地いい基準が違う。
好きな服も違う。
落ち着く部屋も違う。
お金をかけたいものも違う。
大切にしたい価値観も違う。
なのに、人の評価をそのまま自分の基準にしてしまうと、どこかでズレが生まれる。
そのズレが、「なんか違う」という違和感になる。
大事なのは、「自分というフィルター」を通すこと
誰かがオススメしていた。
レビューも高い。
みんな評価している。
そこまではいい。
でも、そのあとに一回だけ立ち止まってほしい。
「これって、自分は本当に好きか?」
「自分の生活に合うか?」
「自分はこれにお金を使いたいと思えるか?」
この“自分というフィルター”を通すだけで、選び方はかなり変わる。
流行っているからじゃなく。
評価が高いからじゃなく。
誰かが持っているからじゃなく。
自分が納得して選べるようになる。
自分の基準は、もう自分の中にある
自分の基準って、ゼロから作るものじゃない。
むしろ、もう持っていることが多い。
気づけば何年も着ている服。
何度も読み返してしまう本。
お金にならなくても続けている趣味。
なぜか落ち着く場所。
そこには、誰の評価でもない、
自分が違和感なく選んできたもの
がある。
その感覚こそ、自分だけの基準になる。
他人の正解を集めるより、自分の正解を育てよう
情報が多い時代だからこそ、人のオススメに触れる機会は増えた。
でも、本当に大切なのは、
他人の評価を集めることじゃなく、自分の基準を育てること。
誰かの意見は参考にしていい。
むしろどんどん参考にしたほうがいい。
ただ、そのまま受け入れるんじゃなくて、
一度、自分というフィルターを通してから選ぶ。
それだけで、お金の使い方も、モノの選び方も、生き方も、少しずつ自分らしくなっていく。